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クラミジア結膜炎には失明の可能性があり、甘く考えないことです

クラミジアと聞くと、多くの方は性器や泌尿器に感染する病気というイメージを持っています。これは間違いではありませんが、クラミジア菌は性器以外の体の他の部分の粘膜にも感染して炎症を起こす恐れがあります。

クラミジア菌は眼球の粘膜にも感染する場合があり、クラミジア結膜炎と呼ばれる病気を引き起こすことが知られています。クラミジア結膜炎は感染してから数日程度の潜伏期間を経てから発症する病気で、目が赤く腫れたり、充血などの症状が出ます。治療をしないで放置すると他の細菌も繁殖して、角膜の表面が細菌が生成する膜に覆われて視力障害を起こします。最悪の場合は失明する可能性もある恐ろしい病気なので、結膜炎が発症したらすぐに治療を受ける必要があります。クラミジア菌が目の粘膜に感染すると自然に治癒することはないため、放置し続けることは非常に危険です。結膜炎はウイルスによっても起こる病気なので、眼科で診察を受けても病原体を見極めにくいという問題があります。誤った方法で治療を続けると病状を悪化させてしまい、失明に至る危険性が高くなってしまいます。

日本国内ではクラミジア結膜炎の患者数は多くありませんが、発展途上国で衛生状態の悪い地域では10歳未満の子供に多く見られる病気です。地域によっては、クラミジア結膜炎が原因で多くの人が失明しているほどです。クラミジア結膜炎は病原体を特定して適切に治療をすれば完治させることができますが、放置すると失明の恐れがあるので決して甘く見るべきではありません。

クラミジア菌が目の粘膜に感染する原因として、咽頭クラミジアに感染している人が病原菌を含む体液や粘膜が付着した手で目をこすったりコンタクトレンズを装着するケースが考えられます。性器または咽頭クラミジアに感染している状態が続くと、手などに付着した病原菌が目に感染するリスクを高めてしまうので注意が必要です。

複数のパートナーと性交渉をしたり性的に活発な人であれば、クラミジア菌が喉(のど)の粘膜に感染している可能性があります。性器や喉にクラミジア菌が感染して治療をせずに放置し続けると、病原菌が目の粘膜に感染して恐ろしいクラミジア結膜炎を引き起こすリスクを抱えることになってしまいます。失明の恐れがあるクラミジア結膜炎を防ぐために、性交渉の際にクラミジアに感染しないように対策を講じることは非常に大切です。もしも性器または咽頭部クラミジアに感染したら、すぐに適切な治療を受けて完治させるようにしましょう。